高浜 利也氏 [版画]
今年で5回目を迎える根室 落石計画。
最近は夏になるとアーティストが落石無線局跡にやってきて、根室の子供たちとワークシップを開催したり、公開制作を行ったり、
アーティストトークが行われる・・・
メインで動かれているのが「井出創太郎+高浜利也」というユニット。
この度現在武蔵野美術大学で教鞭もとられている高浜利也氏にインタビューさせていただきました。
まずは・・落石計画がどうして始まったのか・・・
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当初の計画は3年、ところが回を重ねる毎にかかわる人たちが増え、
協力者も増え、自然発生的に継続されてきました。
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この落石計画のメインとなっているのは銅でできた茶室。
なぜ銅を・・なぜ茶室を・・・作られたのでしょう?
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池田氏、井出氏、そして高浜氏、3人の共通項は銅版画。
銅は使わなくなったと廃材に廃板になってしまいます。
3人の特別な思い入れのある銅。廃板となってもなお美しいものを別の形で甦らせたのです。
落石計画のプロジェクトのコンセプトは何なのでしょう?
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落石計画を続けることによって見えたきたものとは・・・
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高浜氏の作品について伺いました。
版画だけにとどまらず、それは建築的なプロジェクトであり、自分のいる場所をつくること。
建築のプロジェクトの中での設計図みたいな・・・
発生したイメージを銅板におきかえて制作なさっているそうです。
風景自体を自ら作り、それを銅版画にするのです。
ある意味、自分がみたい風景を作り出してそこからスタートしているのです。
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高浜氏にとってのアートとは・・・
生きる、生きていくそのもの。仕事であって仕事でない。
それは生きる糧であり、生きている意味、すべてを包括するもの。
※現在東京都在住
※写真は高浜利也氏からお借りしました。
※2012.0807〜0811 根室 落石無線局跡で落石計画 開催
落石計画のhpは・・・
http://www.ochiishikeikaku.com/
2012-08-01 10:00
高比良 哲氏 [版画]
ひとつの版からたくさんの作品を生み出します。ただしそれはひとつとして決して同じものはありません。
例えば1回の刷りで完成する作品もあり、100回の刷りで完成する作品もあるのです。
まず、その作品について伺いました。
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作品をつくるプロセスで生まれる作品。
瞬間に起きるハプニングが作品となるのです。
偶然の繰り返し。思いもしない色や形が一瞬の刷りで現れる・・・そこが魅力なのです。
彼の版のスタートはアンディーウォーホールのマリリンモンローの作品。
美病なズレが気になって・・・
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こちらは版です。
版も素敵です。微妙なインクの混ざり合いによって生まれる版の数々。
「絵が苦手なんです」とおっしゃっておりましたが・・・
釧路で滞在し、お世話になった方々を描いていらっしゃいます。
彼自身は斜視でものを判断するのは形ではなく、色なんですとおっしゃっておりましたが、柔らかな何本もの線から伝わる被写体の様子が手に取るように伝わってきます。
奈良県出身で中学一年生の時に不登校になり、大阪から海外に渡りました。
版画を勉強するために各地を移動し、2011年にハワイ大学大学院美術学科版画家選専攻修了するのです。
2011年、ハワイ大学の招聘アーティストとしてハワイを訪れていた、アーティスト・富田俊明氏(北海道教育大学美術講師)のレクチャーを聴き、ワークショップに参加、その縁で釧路に滞在。そして釧路での様々な出会いを通して作品を制作なさいました。
彼にとって制作するということは生きるという行為そのもの。作品にはその人がすべて出ると思うので・・・
そして、アートとは彼にとって「刷ること」。
2012-05-16 10:00
細見 浩氏 [版画]
風景、自然、建物・・・道東に焦点をあてて木版画をずっと作られている細見氏。
多色刷り、色の重なり具合の微妙なニュアンスが細見氏の作品の特徴といえると思います。
学生時代にサークル活動で版画をなさったそうですが、本格的に制作し始めたのは教員になった頃。
今から50年も前のことです・・・
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旭川出身の細見氏がはじめて教員として採用されたのが中標津。
作品づくりで常に心がけていることを伺いました。
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細見氏いわく「木版画を削りはじめる音が好きなんです。
心にやわらかく響く音。
気持ちが落ち着くんですよ」
※現在中標津在住
※2011.0528〜0619 北海道立釧路芸術館フリーアートルームで個展を開催
※写真は搬入時のバタバタの時に撮影させていただきました。
細見 浩氏のhpは・・・
http://web.me.com/hosomi_hiroshi/
2011-06-06 16:24
冨田 美穂氏 [版画]
東京生まれの冨田氏が十勝に酪農の手伝いをして・・・人生は牛一色になりました。
今では牛に対して赤ちゃん言葉が出てしまうほど牛が好きで好きでたまりません。
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やさしい感情がひしひしと伝わってきます。
牛の魅力はなんでしょう?
モチーフとしてはとても難しいそうです。
なぜなら・・・
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※現在小清水尾在住
※2010.1009〜1117 中標津にある東1条ギャラリーで個展を開催。
冨田美穂氏のブログは・・・
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/
2010-10-13 10:00