吉野 隆幸氏 [現代art 立体]
建築家でもあり造形作家でもある吉野氏。はじめは建築とアートを同一軸線上で考えることをあえてしなかったそうです。しかし、1998年に流木をつかって環境アートを手がけてから彼の思考は変化し始めました。
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北のレンガに出会い4000個のリンゴ箱のうち150個のリンゴ箱を譲り受けました。
なぜそこにそれだけのリンゴ箱が残っていたのか?ずっと気になっていたそうです。
北のレンガの以前の所有者はどんな気持ちでリンゴ箱をずっととっておいたのか?
現在はそのリンゴ箱を使って作品を表現なさっています。
そもそも建築の道に入ったのは・・・・・・
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造形作家として作品づくりで一貫しているテーマは・・・「場」への鎮魂。
これは彼の中での隠れたテーマです。
その思いがあってこそ作品が生まれてくるのです。
そのため作品づくりのコンセプトを作る前に一番時間をかけて行うことが現地での構想。
まわりの雰囲気を感じ取りイメージをふくらませ、
歴史的なことを調べて
作品のプロセスにつなげていくのです。
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まさに人生だよね・・・とおっしゃる吉野氏。
建築とアートに違いについても伺っています。
自分と最終的に向き合うことにはかわりはありませんが、建築の仕事は相手があってこそ成立します。
そこにお金が関わるかどうかは別としても、
ひとつの作品として完成させるまでにかかるプロセスは違っていても、
ひとつの作品をつくりあげるということでは、根底に流れる吉野氏の思いは同じなのかもしれません。
※現在帯広市在住
※写真は吉野隆幸氏からお借りしました。尚、「池の上に浮かんだりんご箱」の作品はネイチャーフォトグラファー:佐藤昭代氏の撮影したものです。
2011-11-02 10:00