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佐々木 要氏  [工芸]

zairyou.jpg十勝幕別の廃校を工房にして制作活動をなさっている佐々木要氏。
実は息子さんも一緒に制作活動をなさっています。
しかも兄弟揃って・・・
まずはお父様の要氏からお二人をご紹介いただきました。

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それぞれの性格が作品に表れるとのことで、要氏からご長男の允氏、次男の匠氏の特徴を伺ってみました。
そして、お二人にはお父様の作品について伺っています。
允氏はグラフィックにも携わっていたことがあるそうで、これからはお皿に絵をいれること、そして漆にも興味があるそうです。また、匠氏は器だけにこだわらず他のものにも挑戦なさりたいとか・・・

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写真は左から匠氏、要氏、允氏です。
そもそも10年働いていた会計事務所を辞め、奥様の実家の木材関係の仕事場できれいに製材されて出てきた木の美しさに衝撃を受けたのがはじまりです。
十勝の森には30種類位の広葉樹があります。それぞれに個性があり、きれいな年輪があります。もちろん同じ木でもまったく表情の違ったものがあります。木の育んできた歴史が違うからです。
例えば・・・左からキタコブシ、ハルニレの埋木、ミズナラの埋木ですが、味わい深いですよね。
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30年ちかくも木に関わっていらっしゃる要氏に十勝の木を使う意味について伺いました。
もちろんまずは十勝が大好きだから・・・そして・・・

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要氏は木の持っている可能性をたくさんご存じです。
実はもっと軽やかにフワフワしている浮遊感のある器を作られてもいます。また、広葉樹の種類や特徴、性格もご存じです。もっとみんなに広葉樹の素晴らしさを伝えたいということで様々なアイディアで木の素晴らしさを伝えてくださってもいるのです。
作ることはもちろんですが、他の方法でも伝えることができるのでは・・という思いが彼を突き動かしているのです。

kaname4.jpg重ねていく年輪の美しさ、その年輪には様々な出来事が隠されています。人の顔と同じようにひとつとして同じものはないのですから・・・
木が大好きで
木のそばにいることができて幸せで
木の表情や色をもっとみんなに知ってもらいたくて
制作を続けていらっしゃる佐々木氏。

「このままうまくいくかどうかは別として
僕は今こんな時間を過ごすことができてすごく幸せです」




※現在幕別町在住
工房 十勝の木のうつわのhpは・・・
http://www.tokatinokinoutuwa.com/




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