島津 明美氏 [mixed media]
ここに段ボールが使われていること・・・わかりますか?
島津明美氏は小さな頃から絵を描くことが大好きでした。
はじめは油彩画を描かれていたのですが、たくさんの作品の額縁を用意することができず
段ボールで額縁を作ったのです。それが段ボールとの出会いでした。
島津氏の作品について、油絵のこと、なぜ段ボールを使いはじめたのか、
そしてその段ボールの魅力について伺いました。
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段ボールの色って黄色・・・・yellow ocher
その色とは・・・土の色であり、木の色であり、黄色人種の肌の色であり、排泄物の色。
どんな素材のものにもベースとなっている色なのです。
微妙な色の違いを使って様々な表現を可能にした段ボール。
いつも見慣れているものなのにとても新鮮に見えます。
島津氏がこの世界に入ったのは・・・子供の頃から。
絵がとっても大好きな子供だったそうです。「鉛筆と紙を与えておくと静かな子だった」とお母様に言われたほど・・・
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そんな彼女のつくる作品は自分を拠点としたもの。
自分が知ったこと、追求したいこと、今までに感じた情、今まで見聞きしたもの。
自画像なのです。
段ボールという素材はとても強いそうです。一度油と一緒に段ボールをつかったことがあるそうですが
・・・いつも段ボールに負けないように作品に向かい合っているとか。
やはり好みの段ボールもあるそうで・・・
野菜が入っているもの、お菓子やジュースが入っているものと使い分けているそうです。
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島津氏にとっての作品づくりとは・・・
やめられない、とまらない行為
そしてアートとは・・・
人間だけが生み出す力。
これから・・・
今まできた道を咀嚼して、再消化させてみたい。
※現在千歳市在住
※写真は浅沼久美子氏からお借りしました。
※2012.0829まで 中標津東1条ギャラリーで個展を開催
2012-07-18 10:00